紹介
編集大正期に京都の西陣織物館で開催された染織品展覧会をもとに刊行された図案集『綾錦』を軸に、根津美術館の礎を築いた初代根津嘉一郎の染織コレクションを紹介する企画展です。『綾錦』には能装束や古更紗の巻に嘉一郎が出品者として名を連ねており、大正期に彼が著名な染織コレクターであったことや当時の所蔵品構成をうかがい知ることができます。
本展では『綾錦』掲載作のうち現存が確認できる20点を精選して展観し、江戸時代や桃山時代の縫箔をはじめ、細密な版画とコロタイプで意匠を記録した『綾錦』本自体も展示されます。摺箔や刺繍による華やかな模様表現、能装束としての意匠の見どころなど、近代の目利きたちが高く評価した染織美の粋を辿ることができます。
第二会場となる展示室2でも引き続き、『綾錦』に掲載された小袖や古更紗裂の優品が紹介されます。
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