松江歴史館
カタログから見る武家の着物・かんざし

テーマ:染織
主催:松江歴史館
紹介
編集三谷家は、松江藩家老を代々勤めた家で、松江藩松平家の歴代の藩主は三谷家を信頼のおける縁戚として重用しました。本展では、松江藩家老を代々務めた三谷家に伝わる注文書や雛形を展示します。注文書に見る櫛や笄の絵はべっ甲の模様の表現に至るまで丁寧に描かれています。三谷家は藩主の婚礼御用なども請け負っていたことから、藩主の奥方や姫君の装身具であった可能性も考えられます。藩主の威厳を示すために、心を尽くしていたことうかがえます。江戸時代、武家や町人などの裕福な階層の人々の小袖は、ほとんどが注文によって作られていました。当時の人々は、雛形といったカタログに描かれた見本を見て、好みの模様を発注しました。本雛形には、江戸時代中期以降に流行した裾模様が描かれ、当時の武家の女性の趣向がうかがえます。これらの資料は、松江における武家の暮らしを解き明かす一つの手がかりとなるでしょう。
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