主催:戸栗美術館
紹介
編集はこぶ・そそぐ・かたむける 酒あるところにうつわあり 厳かな神事から日常の憩いまで、酒は様々な場面で人々の生活に寄り添ってきました。酒を運んだり保管したりするための瓶、うつわに注ぐための銚子(ちょうし)、酒を口にするための杯(はい)や猪口(ちょく)など、酒を楽しむ際にうつわの存在は欠かせません。 江戸時代に実用品として流通した伊万里焼(いまりやき)のなかにも、運搬、注酒、飲酒など酒にまつわるあらゆるシーンに登場したうつわがあったでしょう。 今展では、伊万里焼を飲酒の場面で「使う」ことに焦点を当てます。江戸時代の酒文化にも触れつつ、酒をおいしく楽しめそうなうつわ約80点を、絵画や文献史料も参照しながらご紹介いたします。 ※絵画・文献史料の出展はございません。パネルにて掲示いたします。 展覧会詳細と主な出展作品 酒にかかわるうつわのことを「酒器」と呼びます。土器の盃(さかずき)「かわらけ」や漆の盃、瓶子(へいし)、陶磁器の杯や金属製の銚子、提子(ひさげ)など様々な素材の器種(うつわの種類)が酒器として使用されました。加えて、江戸時代には料理文化の発展および居酒屋や料亭といった外食文化の展開に伴い、伊万里焼などの磁器のうつわも食事や飲酒の場面を彩りました。式正の場では、かわらけや漆器、金属器が主に使用されたようですが、江戸の風俗を色濃くあらわす浮世絵には、年中行事や行楽、日常の場面などに磁器を用いる様子がうかがえます。 今展では絵画や文献史料を参照しながら、江戸時代の酒文化とうつわの関係性を紐解きます。また、現代にも通じる酒器としてのうつわの楽しみ方もご紹介いたします。
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