作家:杉本 克哉
テーマ:写実
紹介
編集丁寧に重ねられたコンセプトを軸に、独特な色相と緻密な写実性から絵画を探求する杉本克哉。本展では、空間に一定のリズムでパレットが飾られます。対で並べられたそれは、一見すると何の変哲もないパレットですが、近くで見ることで一方が実物であり、片方が描かれたパレットであることに気付きます。今回モチーフとなっているパレットは、いわゆる絵画制作に用いられる調色板であり、それは制作の際に出る副産物、絵画の痕跡としても考えられます。その痕跡の変化を繰り返し描き連ねていく本シリーズは、存在しない「虚像」を精製し続ける試みとして、絵画を新たな次元へと転換させるのではないでしょうか。
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