ジャンル:現代アート
作家:萬代洋輔
主催:TARO NASU
紹介
編集東京・六本木のTARO NASUにて2月24日より万代洋輔の個展「腔(くう)」が開催される。腔は身体の内部の中空になっている部分を意味。 一貫して何かを何かに置き換えることで現れてくる真実を追求し続けてきた万代。本展は過去に撮影したネガフィルムを操作し、絵画となったシリーズを披露する。 【ステイトメント】 制作の過程では、ある人物との対話が行われた。 対話のために用意されたオブジェを組み替えるうちに、偶然、自身の姿を想起させるかたちが現れた。 この出来事を契機に、過去に撮影したネガフィルムを取り込み、反転や転写を重ねるデカルコマニー的なプロセスへと移行した。 使用したネガは、夜の歩道脇にあるステンレスの窪みに、車のライトや街灯の光が反射して変化する様子を連続的に撮影したものである。 光を受けて像を返すその窪みは、身体内部の腔と呼び交わし、像の生成と変容を促す契機となった。 操作を繰り返すうちに左右の呼応が生じ、像は記憶と響き合うように立ち上がっていった。 こうして生じた像は描き手に共有され、自らは描かず、言葉やあわいに生まれる気配をたよりに絵画へと移行した。
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