ジャンル:現代アート
紹介
編集本展は「ドローイング」という行為を手がかりに、陶表現の枠組みを捉え直すことをテーマにした展覧会です。ここでのドローイングとは紙に線を引く行為に限らず、素材と向き合う中で生まれる思考や反復、実践や探求といった一連の行為全体を指しています。粘土は成形時に加えられた力に応じて、乾燥や焼成の過程で反発や変形を起こす性質があり、タイトル「土が覚えていること」はこうした物質の“記憶”への関心から名付けられました。
参加する6名の作家は、鯨虎じょう、伊勢崎寛太郎、大井真希、後藤実穂、田村麻未、森川裕也です。それぞれが制作における「ドローイング的な実践」を読み解き、素材の性質や背景を制約ではなく新たな発想の手がかりとして捉え、独自のアプローチで陶の可能性を探っています。焼き物を完成形としてだけでなく、その過程や素材の動きから読み解こうとする試みを通じて、現代における陶表現の可能性を問いかける場となることを目指しています。
会期中にはオープニングパーティーや出展作家によるクロストークイベント、目の見えない白鳥建二氏を講師に迎えた鑑賞会など、関連イベントも開催されます。
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