紹介
編集~男衆が裸で荒々しくぶつかり合う~ 「田野辺の天祭(てんさい)」は、自然の神々に風雨順調、五穀豊穣、家内安全を祈願し、毎年8月下旬に行われています。元禄10(1697)年の文献には、祭を「やめると災難がくる」という記述が見られるほど古い起源をもち、市貝町指定民俗文化財指定で江戸時代から受け継がれ、「はだかもみ」や「ぶっつけ」が行われる勇壮な祭りです。 当日は最初に、田野辺の鎮守である高龗(たかお)神社境内に見事な彫刻が施された「天棚」(市貝町指定民俗文化財)が組み立てられます。この天棚は、文久年間に作られた二階建定置式彫刻屋台で、二階には日天・月天・十二支天の掛け軸が飾られ、野菜・魚・果物などの供物・灯明・御神酒などが供えられます。棚下には、太鼓・笛・鉦(かね)のお囃子連中が陣取り、祭りが始まります。 二階にあがった神官と地元の氏子からなる行人が、御来迎(ごらいごう)と呼ばれる行を始めるとともに、お囃子が鳴り響きます。お囃子に合わせて、地元の氏子たちが提灯を持ち、天棚の周りをぐるぐる回ります。 この祭りのクライマックスは、夜7時から行われる御来迎(ごらいごう)で男衆が裸でぶつかり合う「はだかもみ」です。「はだかもみ」は江戸時代から続き、市貝町指定の無形民俗文化財です。若者たちは短パン姿で昔とは異なりますが、「わっしょい、わっしょい、ゴーライコー、ゴーライコー」と威勢の良い掛け声とともに発散するエネルギーは今も昔も変わりません。 ※「はだかもみ」参加希望者は、17:00までに境内で受付をいたします。(事前予約なし)
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