インターメディアテク
東京大学総合研究博物館モバイルミュージアム「日比谷図書文化館」Vol.2
紹介
編集この度、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館との協働事業となるJPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」は、千代田ミュージアムネットワークに加盟する施設として、地域連携と社会貢献活動により本事業を実施する運びとなりました。
「モバイルミュージアム」とは、元・総合研究博物館館長の西野嘉章の創案になる次世代型ミュージアムの展開です。その趣旨は、既存の概念・制度・建物のなかに自閉し、未来への展望を持ち得ずにいるミュージアム事業に、内から外へ、集中備蓄からネットワーク遊動へ、施設建物から市民社会へという、より機動的で、より効率的な事業モデルの可能性を、社会に提案することにあります。
展示コンテンツがコンパクト・パッケージ化され、学校、住宅、企業、公共施設に中長期にわたって貸し出される。これら非ミュージアム的空間内に仮設された展示ユニットは、周囲の空間をテンポラリーなミュージアム空間に変容させます。展示ユニットは一定の期間が過ぎると、次の場所に移動する。この流れをローテーション化すると、「モバイルミュージアム」の遊動様態がつねに現在進行形のかたちで維持されることになります。
ミュージアム・コンテンツをより身近なものとすることで、感覚的美意識や学術的好奇心に働きかけ、日常空間を文化的な香りあるものに変容させる、その付加価値を幅広い社会層に享受できるものとするための文化的ツールです。
明治10(1877)年に創学された東京大学は、当初、東京・神田区一ツ橋(現在の千代田区一ツ橋)にありました。草創期の東京大学にて、西洋の近代的な学問の導入に寄与したお雇い外国人教授の一人で、初代動物学教授を務めたアメリカ人動物学者のエドワード・シルヴェスター・モース(1838‒1925)は、大学には付属の博物館が必要であると提言し、明治13(1880)年に日本第一号の大学博物館である理学部博物場が設置されたことにより、千代田区が日本の大学博物館誕生の地となります。
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