主催:真庭市
紹介
編集多くの美術作品が生き物や自然現象など動きのあるものを表現していますが、ビデオアートなどを除き、ほとんどの作品は動きません。その動かない絵画や彫刻に生き生きとした表情を与え、「命を吹き込む」のがアーティストの仕事なのかもしれません。 今回紹介する小林万里子は糸や布を用いたカラフルな作品、七搦綾乃は木の落ち着いた色あいが持ち味の彫刻と、一見正反対の作風です。しかし、ともに生命やそのつながりが生み出す自然の根幹を見つめ、その息遣いが感じられるような作品を産み出しています。 今回の展覧会では、コーディネーターに二人のことをよく知るアーティスト(画家)の花房紗也香を迎え、二人の作品の相乗効果が高まるような展示を目指します。 〈小林万里子/こばやし まりこ〉 1987 年大阪府生まれ。2012 年多摩美術大学大学院博士前期課程修了。織る、染める、編む、刺すといった糸と布にまつわる技法により、多様な素材を組み合わせて制作。自然の中で生命が循環する長い時間をひもとき、その本質的な姿を描き出すことを試みている。埼玉県を拠点に活動。 〈七搦綾乃/ななからげ あやの〉 1987 年鹿児島県生まれ。2011 年広島市立大学大学院博士前期課程修了。私たちをとりまく自然に関心をもち、そこに流れる時間や生き物が朽ちていく姿に美しさを見出し木彫として表現。近年は、野菜や果物が干からびた形態と、布に覆い隠された人体を思わせる姿を合体したシリーズを多く手がけている。石川県を拠点に活動。
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